首相退陣求める動き、岡田氏がけん制

首相退陣求める動き、岡田氏がけん制
 

　民主党の岡田幹事長は、党所属の一部国会議員が菅総理に即刻退陣を求める動きをしていることに対し、「望ましくない」とけん制しました。
 

　「望ましいことではありませんね。予算の議論の前に『即刻退陣しろ』というのは、常識的に考えにくいこと。党の方針を踏まえて、常識ある行動を求めたい」（民主党　岡田克也幹事長）

　岡田氏は、「特例公債法案を成立させないと次の内閣にとっても大きな足かせになる」として、特例公債法案と第２次補正予算案の成立、そして再生可能エネルギー法案の採決という３条件が退陣の前提であることを改めて強調しました。
 

　また、退陣を求める議員の集まりが３０名程度だったことについて、「その程度の参加にとどまったのは多くの議員が理解しているからだ」と述べ、けん制しました。
 

　「いつやめるとか総理が言ったら、政治は一瞬にして止まりますから。性急に与党内で要求するというのは、与党議員としての責任の欠如だと」（北澤俊美防衛相）

　また、北澤防衛大臣もこのように退陣を求める議員らの動きを批判しています。
 

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